韓国式の銭湯『チムジルバン』に関するあれこれ

韓国式の銭湯『チムジルバン』に関するあれこれ

皆さん『チムジルバン』をご存知でしょうか?
簡単に言うと日本のスーパー銭湯のように、何種類ものお風呂やサウナ、
汗蒸幕(ハンジュンマク)を楽しめる施設です。
男女一緒にくつろげるスペースや食堂も備えており、
旅の疲れを癒しながら韓国ならではの雰囲気に浸れる人気スポットです。
サウナはモギョッタン(沐浴場)とも呼ばれ、大浴場がメインの銭湯のような施設です。
『チムジルバン』は、繁華街や学生街にも多く、ほとんどの施設が24時間営業で、
『SPA(スパ)』と名前を付けている所もあります。地元密着型の『サウナ』は、
看板の温泉のマークなどを目印とし、街中の至る所にあります。
韓国の家庭の浴室は、一般的にユニットバスまたはシャワールームのみなので、
週に1回程度は『チムジルバン』や『サウナ』に通う人が多いです。

主な施設

『チムジルバン』は、数種類のお風呂やサウナ、専用服を着て楽しむ娯楽施設などが利用出来ます。
『サウナ』は大浴場のみを利用する施設が多く、お風呂とサウナがメインです。
お風呂は一般のお風呂と水風呂に加え、高麗人参風呂やハーブ風呂、ひのき風呂など、
変り種のお風呂がある施設もあります。

チムジルバンの利用方法

①まず、入り口で支払いを済ませ、タオルとガウンとロッカーキーをもらいロッカーへ。
(このとき大きい荷物等があればカウンターで預かってもらいましょう。)
②軽くシャワーを浴びて汚れや汗を落とし、もらったガウンを着る。
サウナは男女兼用のところが多いので、気になる人はガウンの下に下着を身につけておきましょう。
かなり汗をかくので替えの下着を1枚用意しておくと安心です。
③いざサウナへ入ります。低温のサウナから始めるのが無難です。
④アカスリはサウナで皮膚を柔らかくしてから行うのがオススメです。
⑤休憩室で休んだりご飯を食べたり、好きなように過ごしましょう。
⑥最後に汗を流して着替えましょう。

様々な施設がある

大型の汗蒸幕やチムジルバンになると室内施設が充実していて、中にプールやインターネット、
ジム施設などがあるところもあり、また施設内には飲み物や軽食が食べられるスナックコーナーや食堂がついているので、
お腹が空いたら中で食事をすることも出来ます。
特に地元の人が汗蒸幕でよく食べるものと言えば『ケラン(ゆで卵)』と『シッケ』(お米のジュース)』です。
日本の『温泉卵』とは違って燻し卵のような『汗蒸幕卵』と、火照ったからを冷やしてくれる『シッケ』をぜひお試し下さい。

お泊りの場合の睡眠室

特に週末は地元の人もチムジルバンで泊まって行かれる方も沢山います。
お店によって異なりますが、寝るところは睡眠室や休憩室、大広間の3タイプ(睡眠室のないところもあります)です。
睡眠室は男女別のベッド式のところもあれば、布団のところもあり、また寝るとき、
地元の人はそのまま寝ていますが、汗をかいたTシャツや短パンでは寝られないという方は寝るとき用のウェアも持参したほうが良いでしょう。
基本的にチムジルバンや汗蒸幕ではウェアは1組のみのレンタルで、タオルもバスタオルではなく、
ハンドタオル2枚がほとんどです。お店によっては使いたい放題のところもありますが、
特に女湯は追加で借りられないところが多いのでご注意ください。

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